ムギツク 【魚見館コラム】

西日本に生息している淡水魚に、「ムギツク」という魚がいます。モロコに似たコイ科の魚で、大きくなっても15cmほどです。日本の淡水魚のなかでは特徴的な太い縦縞で、熱帯魚のサイアミーズフライングフォックスやブラックラインアノストマスによく似ています。性格もおとなしく混泳向きなので、飼育していて楽しい魚です。

ムギツクには変わった習性があります。ドンコが岩の隙間に、またはオヤニラミが木の枝などに卵を産み付け保護をしていると、その場所にムギツクは自分たちの卵を産み付け一緒に守ってもらいます。このような行動を托卵と言いますが、ムギツクの托卵行動を初めて知ったとき、日本の身近な淡水魚が行うことに驚きました。

大分県にも生息していますので、川遊びをされていると見かけることがあるかもしれませんね。

ムギツク(若魚)

ムギツク(若魚)

ムギツク(幼魚)

ムギツク(幼魚)